運動会でかけっこ、公園で鬼ごっこ。おもいっきり走ったあと、胸に手をあてると「ドキドキ、バクバク!」と心臓がすごい速さで動いていますよね。でも、なんで走ると心臓は速くなるのでしょう?そして、走る”前”のスタートラインでもドキドキするのは、どうして?今日は、そんな心臓のひみつを、もしまる家といっしょにのぞいてみましょう。
はぁはぁ…!走ったら心臓バックバク!なんでこんなに速くなるの!?
顔もまっ赤だねぇ。おつかれさま



じっとしてるときはゆっくりなのに、走ると急に速くなるの、ふしぎだよね。



お、いい疑問だ。実はな、そのドキドキは、体が『酸素(さんそ)をもっとちょうだい!』ってがんばってるサインなんだ。
まずクイズ!走ると心臓が速くなるのはなぜ?
🌟 もしまるクイズ!
「走ると心臓がドキドキ速くなるのは、なぜ?」
A)走るとびっくりして、心臓がおどろくから
B)体じゅうに酸素をたくさん送るため
C)心臓もいっしょに走っているから
D)走ると体がかるくなるから
うーん、走ると体があつくなるし…それと関係ある気もするけど?



息もハアハアするから、空気…酸素?と関係してるのかな。どっちだろう。
🤔 どれだと思う?タップで答え合わせ!
答えは……B)体じゅうに酸素をたくさん送るため!



二人ともいい線いってたぞ。体があつくなるのも、息がハアハアするのも、ぜんぶ”酸素”の話とつながってるんだ。順番に見ていこう。
酸素かぁ!なんで走ると酸素がいるの?
① 走ると、筋肉が「酸素をもっと!」と言う
わたしたちの体は、動くための力(エネルギー)を、酸素を使って作り出しています。じっとしているときは、少しの酸素で足ります。でも走ると、足やうでの筋肉(きんにく)が一生けんめい動くので、力をたくさん作るために、ふだんよりずっと多くの酸素が必要になります。
つまり、走ると筋肉が「酸素をもっとちょうだい!」と体にお願いしている状態。この酸素を、いそいで筋肉まで届けなければいけません。ここで大活やくするのが、心臓です。



動くのに酸素がいるんだ。だからいっぱい必要になるんだね。
② 心臓は、酸素を運ぶ「ポンプ」


心臓の仕事は、血液(けつえき)を全身に送り出すポンプです。血液は、酸素を積んだ小さな運びやさん。心臓がドクンと打つたびに、酸素をのせた血液が体のすみずみへ送られます。
走って筋肉が「酸素をもっと!」と言うと、心臓はいつもより速く、強く打って、たくさんの血液(=酸素)をいそいで送ります。これが、あの「ドキドキ、バクバク」の正体。つまりドキドキは、心臓が体のためにフル回転でがんばっている音なんです。
バクバクって、心臓が全力でがんばってる音だったの!?かっこいい!



そうだ。心臓は、生まれてからずっと休まず動きつづける、すごいポンプなんだぞ。
③ 息がハアハア速くなるのも、酸素のため
走ると、心臓だけでなく息(呼吸・こきゅう)もハアハアと速くなりますよね。これも同じ理由です。体が酸素をたくさん必要とするので、肺(はい)でいっぱい空気を吸って、酸素を取り込もうとしているのです。
吸った酸素を血液にのせて、心臓が送り出す。「肺で取り込む→心臓で送る→筋肉で使う」——このチームプレーで、走る力が生まれています。だから、息と心臓はいつもいっしょにがんばっているんですね。
肺と心臓がチームで働いてるのねぇ。体ってよくできてる。
④ 走る”前”のドキドキは、心の準備


ふしぎなことに、まだ走ってもいないスタートラインで、もう心臓がドキドキすることがありますよね。きんちょうしたり、ワクワクしたりしたときです。これは、体が「さあ、がんばるぞ!」と準備をしているサインなんです。
きんちょうすると、体の中でアドレナリンという物質が出て、心臓を速くしたり、体に力を入れたりします。これは大むかし、人間がキケンに立ち向かったり、にげたりするための”戦闘(せんとう)モード”のなごり。運動会でドキドキするのは、あなたの体が本気を出す準備をしている、たのもしい証拠なんですよ。
きんちょうのドキドキも、体が『がんばるぞ!』って準備してたんだ!



じゃあ、ドキドキするのはわるいことじゃないんだね。ちょっと安心した。
⑤ 休むと落ち着くのは、体が自動で調整しているから
走ったあと、しばらく休むと、あんなに速かった心臓がだんだんゆっくりに戻っていきます。これは、体が「もう酸素はそんなにいらないな」と気づいて、心臓のスピードを自動で調整しているからです。
おどろくのは、この調整をあなたが「速くしよう」「ゆっくりしよう」と考えなくても、体がかってにやってくれていること。心臓のリズムは、自分の意思とは別に、体が自動でコントロールしてくれているのです。ねむっている間も、心臓が止まらないのは、このおかげなんですね。



考えなくても心臓が動きつづけてくれる。体って、すごく賢いんだ。
💡 もしまる辞典|今日のことば
🔍 心臓(しんぞう)
血液を全身に送り出す、体のポンプ。ドクンドクンと打って、酸素をのせた血液をすみずみへ届ける。生まれてからずっと休まず動きつづけている。
🔍 酸素(さんそ)
空気の中にある、生きものが力(エネルギー)を作るのに必要なもの。走ると筋肉がたくさん使うので、体は酸素をいそいで運ぼうとする。
🔍 アドレナリン
きんちょうしたり、ワクワクしたりすると体の中で出る物質。心臓を速くしたり、体に力を入れたりして、「がんばるぞ!」の準備をさせる。
🔍 呼吸(こきゅう)
肺で空気を吸ったりはいたりすること。吸った空気から酸素を取り込む。走ると酸素がたくさんいるので、息が速くなる。
まとめ|ドキドキは、体ががんばっている証拠
- 走ると、筋肉が力を作るために酸素をたくさん必要とする
- 心臓は酸素を運ぶポンプ。速く強く打って、いそいで血液(酸素)を送る=ドキドキの正体
- 息がハアハアするのは、肺で酸素をたくさん取り込むため
- 走る前のドキドキは、アドレナリンによる「がんばるぞ!」の準備
- 休むと落ち着くのは、体が自動でリズムを調整してくれているから
次の運動会や鬼ごっこで胸がドキドキしたら、そっと手をあててみてください。それは、あなたの体が「よし、がんばろう!」と本気を出しているサイン。心臓の音は、生きているあかしでもあります。体の中の旅は、食べたものはどこへ行く?(体の中の旅)の記事でも紹介しています。
今度の運動会、心臓の音を聞きながら全力で走る!



ドキドキも、体の応援だと思ったら、ちょっと好きになれそう。



それが”知る”って楽しさだ。体のふしぎは、まだまだいっぱいあるぞ。
👉 体の中の旅もいっしょに:食べたものはどこへ行くの?体の中の旅
👉 血のふしぎをもっと:もしも血液が青色だったら?青い血の生き物は実在した!
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最後まで読んでくれてありがとうございます!次の「もしも?」「なんで?」でもお会いしましょう🌟









