かき氷をいきおいよく食べたとき、こめかみのあたりが「キーン!」と痛くなる、あの感じ。夏に一度は経験しますよね。口が冷たいだけなのに、どうして”頭”が痛くなるのでしょう。実はこれ、体のちょっとした”かんちがい”から起きているんです。
いてて!また頭キーンってなった〜!かき氷おいしいのに!



なんで頭が痛くなるんだろう?冷たいのは口なのに、痛いのは頭って、へんじゃない?



するどいな、なでな。実はその”口なのに頭”がヒントなんだ。この痛み、ちゃんと名前もついているんだぞ。
ママもよくなる〜。急いで食べたときほど痛いのよね。
まずクイズ!頭キーンの正体は?
🌟 もしまるクイズ!
「かき氷で頭がキーンとなるのは、おもにどうしてでしょう?」
A)脳みそが冷えるから B)口の冷たさを、脳が”痛み”とかんちがいするから C)歯がしみているから D)食べすぎだから
ぜったいA!脳みそが冷えてるんだよ、きっと!つめたーいって!



うーん、でも脳は頭の奥でしょ?口が冷たいだけなのに、なんで”頭”が痛くなるんだろう……なんだか、場所がずれてる気がする。
歯がしみてるのとはちがうの?ママはCかと思ってた。
🤔 どれだと思う?タップで答え合わせ!
答えは……なでなちゃんが当てました。正解はB)口の冷たさを、脳が”痛み”とかんちがいするからです。脳みそが直接冷えているわけではありません。この現象には「アイスクリーム頭痛」という、ちゃんとした名前までついているんですよ。



やっぱり!口なのに頭が痛いのは、”かんちがい”だと思ったんだ。



よく気づいたなぁ。じゃあ、どうやってかんちがいが起きるのか、見てみよう。
「アイスクリーム頭痛」というなまえがある
かき氷やアイスで急に頭が痛くなる現象は、世界中の人が経験しています。だから英語でも「アイスクリーム頭痛」と呼ばれ、科学者たちが研究してきました。
とても身近なのに、実は「なぜ起きるのか」はまだ完全には分かっていません。今のところ有力だと考えられている説を紹介します。
えっ、こんなによくあることなのに、まだ分かってないの!?



そうなんだ。科学ってな、”わからない”から面白いんだよ。身近なところにもナゾはいっぱいだ。
なぜ「口の冷たさ」が「頭の痛み」になるの?
有力な説では、口の奥(上あごのあたり)が急に冷やされると、そこにある神経がびっくりします。この神経は、頭のほうの神経とも近くでつながっています。
すると脳は、本当は口が冷たいだけなのに、「頭が痛い!」とかんちがいして受け取ってしまう——これが「キーン」の正体だと考えられています。急に冷えた場所をもとにもどそうとして、血のとおり道(血管)が広がることも関係している、という説もあります。
顔や頭の感覚は、太い神経を通ってまとめて脳に届いています。口の奥からの「冷たい!」という強い信号が、その近くを通る頭の神経の信号とまざってしまう——だから、痛みの場所を”頭”だと感じてしまうのではないか、と考えられているのです。急いで食べるほどキーンが強いのは、口の奥を一気に冷やしてしまうからなんですね。



痛いのは口なのに、脳が”頭が痛い”ってかんちがいするんだ。だからこめかみのあたりが痛く感じるんだね。


キーンを防ぐ、かんたんなコツ
正体がわかれば、防ぐこともできます。次のことを試してみてください。
- ゆっくり食べる:急に口の奥を冷やさないのがいちばん。あわてず少しずつ。
- 冷たいものを上あごに当てすぎない:舌の上でころがすようにすると、冷たさがやわらぐ。
- なってしまったら温める:舌を上あごにおしつけたり、あたたかい飲み物を飲んだりすると、早くおさまることがある。
なるほど!あわてて食べるからなるのね。今度はゆっくり味わって食べよう。
ぼく、次は温める作戦ためす!なっても平気になれるかも!
おまけのふしぎ|シロップの味、実は…?
キーンの正体が「脳のかんちがい」だと分かったところで、もうひとつ、脳がかんちがいするおもしろい話を。かき氷のシロップ、イチゴ・メロン・ブルーハワイ…とたくさんありますよね。でも実は、味のもと(あまさ)はどれもほとんど同じだと言われています。
ちがうのは、おもに「色」と「におい(香り)」。人間の脳は、赤い色といちごの香りがあると「これはイチゴ味だ」と感じ、青い色があると「なんだかさわやか」と感じます。つまり目と鼻の情報で、脳が”味”を作り出しているのです。



えっ、じゃあ目をつぶって鼻をつまんだら、イチゴもメロンも同じ味ってこと!?



試してみる価値ありだな。目かくしして食べて、何味か当てられるか。これも立派な実験だぞ。
頭のキーンも、シロップの味も、どちらも「脳が受け取った情報をどう感じるか」で決まっています。かき氷ひとつに、脳のふしぎがぎゅっとつまっているんですね。


💡 もしまる辞典|今日のことば
アイスクリーム頭痛
かき氷やアイスなど、冷たいものを急に食べたときに頭が痛くなる現象の正式な名前。世界中で研究されている。
神経(しんけい)
体で感じたこと(あつい・つめたい・いたい など)を、脳に伝える”連絡係”。かき氷のキーンは、この連絡のかんちがいで起きると考えられている。
血管(けっかん)
体の中を血が通る道。冷えた場所をもとにもどそうとして広がることも、キーンに関係するという説がある。
まとめ|キーンは「脳のかんちがい」だった
- 頭キーンは、脳みそが冷えるのではなく、口の冷たさを脳が”痛み”とかんちがいして起きる
- 正式な名前は「アイスクリーム頭痛」で、世界中で研究されている
- 実はくわしい仕組みはまだ完全には分かっていない
- ゆっくり食べる・上あごを冷やしすぎない・なったら温める、で防いだり和らげたりできる



身近な”キーン”ひとつにも、こんなにナゾがつまってる。夏のかき氷、味わいながらちょっと観察してみよう。
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もっと知りたくなったら 📚
「ゆっくり食べたときと、急いで食べたときで、キーンの強さはちがう?」——これ、そのまま自由研究になります。家族で試して、記録してくらべてみると面白いですよ。
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👉 同じ”からだのふしぎ”なら 食べたものはどこへ行くの? もどうぞ。
最後まで読んでくれてありがとうございます。暑い夏、かき氷を楽しみながら「なんで?」を見つけてくださいね🌟






