夜空にパッと開く、赤・青・緑・金色の花火。あの色は、どうやって作られているか知っていますか。絵の具でぬっているわけでも、電気で光っているわけでもありません。実は、理科でならう”ある仕組み”と同じなんです。
花火きれいだったね!でもさ、なんで色がいろいろあるの!?



火って赤とかオレンジでしょ?青い火なんて見たことないのに、どうやって青い花火を作るんだろう。



うおっ、これ絶対おもしろいやつだ!花火の色のひみつはね、”何を燃やすか”にあるんだよ。
へえ〜、燃やすもので色が変わるの?なんだかワクワクしてきた。
まずクイズ!花火の色は何で決まる?
🌟 もしまるクイズ!
「花火のいろんな色は、おもに何によって決まるでしょう?」
A)火薬の量 B)まぜる金属の種類 C)花火の大きさ D)打ち上げる高さ
火薬の量かな?たくさん入れたら色がこくなりそう!



大きさ……じゃない気がする。小さい花火にも色ついてるし。うーん、どれだろう。
ママもわからないなぁ。高さは関係なさそうだけど……。
🤔 どれだと思う?タップで答え合わせ!
答えは……今回はみんな迷ってしまいました。正解はB)まぜる金属の種類です。花火の色は、火薬の中にどんな金属を混ぜるかで決まります。これを「炎色反応(えんしょくはんのう)」といいます。



金属にはね、燃えると”自分の色”で光るものがあるんだ。花火職人さんは、その色をうまく組み合わせて、あの夜空の絵をかいているんだよ。
花火の色は「金属が燃える色」だった
ある種類の金属は、熱せられるとそれぞれ決まった色の光を出します。この性質を利用したのが花火です。
たとえば、料理をしているとき、なべから吹きこぼれたおつゆがコンロの火をオレンジがかった黄色にすることがあります。あれも、しるにふくまれる「ナトリウム」という金属が出す色。花火と同じ仲間の現象なんです(見つけたら、おうちの人と一緒に見てみてくださいね)。
えーー!!おうちのコンロでも花火と同じことが起きてるの!?すげぇ!
色ごとに、ちがう金属が使われている
花火の色と、使われている金属の組み合わせを見てみましょう。
| 花火の色 | 使われる金属など |
|---|---|
| 赤 | ストロンチウム・カルシウム |
| 黄 | ナトリウム |
| 緑 | バリウム |
| 青 | 銅(どう) |
| 金・銀のキラキラ | 鉄やアルミニウムなどの火花 |
とくに青は、きれいに出すのがいちばんむずかしい色だといわれています。だから、青がくっきり光る花火を見つけたら、それは職人さんのうでがいい証拠かもしれません。



一つの花火にいろんな色があるのは、いろんな金属を場所ごとに入れてるんだね。すごい設計!



そう。しかも、開いたときに色がきれいに丸くそろうように、火薬のつぶをきちんと並べて作ってあるんだ。花火は”夜空の理科の作品”なんだよ。


なんで花火はまん丸に開くの?
色のひみつの次は、あのまん丸の形のひみつです。打ち上げ花火の中には、色のもとになる火薬のつぶ(「星」といいます)が、ボールの表面のようにきれいに並べてつめこまれています。
花火が空高くのぼって、中心で「ドン!」と開くと、並んでいた星がいっせいに外側へ飛び散ります。中心から同じいきおいで広がるので、どの方向にも同じだけ飛んで、結果として大きな球(まん丸)になるのです。
だから、星の並べ方をくふうすると、輪が二重になった花火(芯入り)や、ハートや星の形の花火も作れます。あの一発一発は、職人さんが星の位置を計算して設計した”立体の絵”なんです。
じゃあ、まん丸に見えるのは、星が全部の方向に同じだけ飛んでるからなんだ!すげぇ!
線香花火のパチパチも、火花が飛び散る花火の仲間よね。あれも見ていてあきないなぁ。


なんで花火は「光ってから音が遅れる」の?
花火大会で、こんな経験はありませんか。空でパッと光ったあと、少し遅れて「ドーン!」とおなかにひびく音が届く。あれも、ちゃんと理由があります。
それは、光のほうが音よりずっと速いから。光はほぼ一瞬で目に届きますが、音はそれよりゆっくり進みます。だから遠くの花火ほど、光ってから音が届くまでの”ずれ”が大きくなるのです。



これ、雷とおんなじだ!ピカッと光ってから、ゴロゴロが遅れてくるやつ!



よく気づいたな!まったく同じ仕組みだ。光ってから音まで何秒あるか数えると、花火までのだいたいの距離もわかるぞ。音は1秒でおよそ340メートル進むんだ。
💡 もしまる辞典|今日のことば
炎色反応(えんしょくはんのう)
ある金属を火で熱すると、種類ごとに決まった色の光を出す性質のこと。花火の色はこれを利用している。
金属(きんぞく)
鉄・銅・アルミニウムなど、かたくてピカピカ光る材料の仲間。種類によって、炎色反応で出す色がちがう。
火花(ひばな)
細かい金属などが燃えて、パチパチと飛び散る光のつぶ。花火の金や銀のキラキラはこれ。
星(ほし)
花火の中につめる、色のもとになる火薬のつぶのこと。ボールのように並べておくと、開いたときにまん丸の花火になる。
まとめ|花火は「金属の色」で描いた夜空の絵
- 花火の色は、火薬に混ぜる金属の種類で決まる(=炎色反応)
- 赤はストロンチウム、緑はバリウム、青は銅など、色ごとにちがう金属を使う
- 青はいちばんむずかしい色といわれている
- 料理中のコンロが黄色くなるのも、同じ仲間の現象(ナトリウム)
今度の花火大会は、色を見ながら『あれはバリウムだ!』って言えちゃうね。
ぼく、青い花火をさがす!むずかしい色なんでしょ?見つけたい!
もっと知りたくなったら 📚
花火の色は、自由研究のテーマにもぴったり。「何色が多かったか」を数えたり、色と金属の関係を1枚の表にまとめたりするだけで、りっぱな研究になりますよ(火を使う実験は必ず大人と、が約束です)。



実はな、あの花火の色、キャンプの焚き火でも作れるんだ。袋を火に入れると、炎が青や緑にパッと変わる。まさに”炎色反応”を目の前で見られるぞ!
🔥 焚き火の色が変わる!炎色反応をこの目で体験
「ミスティカルファイヤー」「炎神(えんじん)」などの名前で、焚き火に入れると炎の色がカラフルに変わるパックが売られています。使われている仕組みは、まさにこの記事の炎色反応。記事で読んだことを自分の目で見られる感動体験で、いつものキャンプやバーベキューが、そのまま”夜空の理科の実験室”に変わります。青や緑にゆらめく炎を、家族みんなで「わあっ」と見上げる夜になりますよ。
※この枠では、アフィリエイト広告(PR)を含む商品を紹介しています。火を使うため、必ず大人と一緒に、保護者の見守りのもとで楽しんでください。
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👉 同じ”光と色”のふしぎなら なんで空は青いの?・なんで虹は7色なの? もおすすめです。
最後まで読んでくれてありがとうございます。次の花火、ちょっと理科の目で見てみてくださいね🌟









