夏が近づくと、ワクワクするのが家族でのキャンプ。テントを張って、火をおこして、夜は満天の星空——。でも、もしまる家のキャンプには、もうひとつのお楽しみがあります。それが「生き物探し」です。
木の幹にいたあの虫、川の石をめくったら出てきたあの生き物、夜にランタンへ集まってきた小さな虫たち……。「これ、なんていう名前なんだろう?」と気になったことはありませんか?
実は、名前を知るだけで、いつものキャンプ場が「発見の宝庫」に変わります。今日はもしまる家のキャンプを通して、キャンプ場で出会える生き物たちを親子で見ていきましょう!
もしもさ〜!キャンプ場の生き物、ぜんぶ名前がわかったら超かっこよくない!?パパ、これなんていう虫!?
ちょ、ちょっと〜!ママに近づけないでよ〜!でも……名前がわかると、ちょっとだけ見られるかも?



ねえパパ、夜になるとランタンに小さい虫がいっぱい来るよね。あれってなんで集まってくるの?



お、いい質問だなぁ!それも含めて、キャンプ場の生き物を昼と夜に分けて紹介していこう。名前を覚えたら、次のキャンプが100倍楽しくなるぞ!
まずはクイズ!夜のランタンに虫が集まるのはなぜ?
キャンプの夜、ランタンのまわりに小さな虫がたくさん集まってくる光景、見たことありますよね。あれにはちゃんと理由があります。
🌟 もしまるクイズ!
「キャンプ場の夜、光に集まってくる虫は、なぜ光に引き寄せられるのでしょう?」
A)光が暖かくて気持ちいいから B)光を月や星と間違えて方向を見失うから
C)光の中に食べ物があると思っているから D)仲間を呼ぶための行動だから
あっ、なんかわかりそう!虫ってさ、光が好きなのかな…ぜったい理由があるよ!



えっ、もしまるが自信ありげ……!でも、どうしてまちがえちゃうんだろうね?
🤔 どれだと思う?タップで答え合わせ!
答えは……B)光を月や星と間違えて方向を見失うから!
ほら!やっぱり理由があった!虫って光を月とまちがえてたんだ!ぼくのひらめき、大当たり〜!
虫たちは本来、月の光を「方角の目印」にしてまっすぐ飛んでいます。ところが人工の明かりが現れると、その目印と勘違いしてしまい、ぐるぐると光のまわりを回ってしまうのです。このお話は記事の後半でくわしく紹介しますね。
昼間のキャンプ場で出会える生き物たち
明るいうちのキャンプ場には、木や草むらにたくさんの生き物がかくれています。まずは定番の人気者から見ていきましょう。
| 生き物 | 見つかる場所 | ひとことメモ |
|---|---|---|
| カブトムシ | クヌギ・コナラの樹液 | 夜から朝にかけて樹液に集まる人気No.1 |
| クワガタ | 朽ち木・樹液 | 木の割れ目にかくれていることが多い |
| コクワガタ | 樹液・街灯の下 | 小型で見つけやすい初心者向け |
| カミキリムシ | 木の幹・枝 | 長い触角がトレードマーク |


カブトムシやクワガタが集まるのは、クヌギやコナラという木です。これらの木の幹からしみ出す甘い樹液(じゅえき)が、虫たちの大好物。樹液が出ている木を見つけたら、そこは生き物観察の特等席です。
えーー!!クヌギの木を見つければカブトムシに会えるってこと!?絶対さがす!!



そうだぞ。ただし樹液には他の虫も集まるから、ハチがいないか気をつけてな。虫よけスプレーと長そでで準備して、観察するときは大人といっしょにだ。
川や水辺をのぞいてみよう
キャンプ場の近くに川があったら、ぜひ水辺をのぞいてみてください。石をそっとめくると、思いがけない生き物に出会えます。
| 生き物 | 見つかる場所 | ひとことメモ |
|---|---|---|
| サワガニ | きれいな川の石の下 | いれば「水がきれいな証拠」 |
| カワゲラの幼虫 | 川底の石の裏 | きれいな水にしかすめない |
| アメンボ | 水面 | 足先の毛で水にうかぶ |
| タニシ | 水草・石 | 水中の藻(も)を食べる掃除係 |
とくに注目したいのがサワガニ。サワガニやカワゲラの幼虫は、よごれた水ではすむことができません。つまり、これらの生き物がいる川は「水がとてもきれいな証拠」なのです。生き物は、その場所の環境を教えてくれる「自然のものさし」でもあるんですね。



生き物がいるかどうかで、水がきれいかわかるんだ……なんか探偵みたい!
サワガニはママもさわれるかも!カニさんはちょっとかわいいよね〜♪
夜の森は、昼とはちがう生き物の世界
太陽がしずむと、キャンプ場は昼とはまったくちがう顔を見せます。昼間は寝ていた「夜行性(やこうせい)」の生き物たちが、いっせいに動き始めるのです。
- ヤモリ……家やテントの明かりの近くにあらわれ、集まってきた虫を食べる
- タヌキ……食べ物のにおいにつられてキャンプ場のそばまで来ることも
- フクロウ……「ホーホー」という鳴き声で存在を知らせる夜の狩人(かりゅうど)
- コウモリ……夕方の空をひらひら飛び、飛んでいる虫をつかまえて食べる。明かりの近くで見かけることも
- ゲンジボタル……きれいな清流の近くで、初夏の夜にやさしく光る
- カエル……鳴き声でなかまを呼ぶ。雨上がりの夜は大合唱になることも
ここで、おもしろいつながりに気づきます。夜にランタンをつけると虫が集まり、その虫を食べにヤモリがやってきて、さらに……というふうに、キャンプ場の中だけでも小さな「食物連鎖(しょくもつれんさ)」が生まれているのです。


えっ!ランタンの明かりひとつで、虫もヤモリも集まってくるの!?すげぇ!!



これ、めちゃくちゃ面白いんだぞ。明かりひとつが、生き物たちのレストランになってるんだ。
なぜ虫はランタンの光に集まるの?
さて、最初のクイズの答えをくわしく見てみましょう。虫が光に集まる理由は、虫たちの「飛び方のクセ」にあります。
有力な説では、多くの虫は夜に飛ぶとき月の光を方角の目印にしているとされています。月はとても遠くにあるので、ずっと同じ方向に見えます。だから「月を左側に見ながら飛べばまっすぐ進める」というわけです。
ところが、近くにランタンや街灯があると、虫はそれを月と勘違いしてしまいます。近い明かりは、飛ぶたびに見える方向が変わるので、虫は「方向を合わせよう」として、結果的に光のまわりをぐるぐる回ってしまうのです。





月だと思って飛んでたら、じつは近くのランタンだった……ってことか。なんかかわいそう。



そうなんだ。だからキャンプでは虫が来にくい光の色を選ぶこともできるんだぞ。実はこの『虫と光のひみつ』には、もっと深い話があるんだ。それはまた別の記事でじっくり紹介するな!
👉 虫と光のひみつをもっとくわしく知りたい方は、こちらの記事もどうぞ:「なんで虫は光に集まるの?夜のランタンのひみつ」(公開予定)
観察がもっと楽しくなるグッズ
生き物観察は、ちょっとした道具があるだけでぐっと楽しくなります。むずかしい準備はいりません。
- ルーペ(虫めがね)……小さな虫の体のつくりがはっきり見える
- 虫かご+虫あみ……つかまえて観察し、見たら元の場所に返そう
- フィールドノート……見つけた生き物の絵や名前を記録する宝物ノート
- ヘッドライト……両手があくので夜の観察にぴったり
とくにおすすめがフィールドノート。「いつ・どこで・何を見つけたか」を書きためていくと、自分だけの「生き物図鑑」ができあがります。観察した生き物は、見終わったらやさしく元の場所に返してあげましょうね。
ぼく、フィールドノート作る!見つけた生き物ぜんぶ描いて、図鑑にするんだ!
いいね〜!じゃあママは、もしまるの絵をいっしょに見るのを楽しみにしてる
まとめ|名前を知ると、キャンプはもっとおもしろい!
- カブトムシ・クワガタはクヌギ・コナラの樹液に集まる
- サワガニがいる川は「水がきれいな証拠」
- 夜はヤモリ・タヌキ・フクロウなど夜行性の生き物が活動する
- ランタンの明かりは虫を集め、その虫を食べる生き物も呼ぶ小さな食物連鎖が生まれる
- 虫が光に集まるのは、光を月と間違えて方向を見失うから
- ルーペ・フィールドノート・ヘッドライトがあると観察がもっと楽しくなる



名前がわかると、ただの虫じゃなくて『あの子だ!』って思えるね。次のキャンプが楽しみ!



そうだろ?知るって、ワクワクするだろ。次はみんなでフィールドノートを持って、夜の森を探検してみよう!
💡 もしまる辞典|今日のことば
樹液(じゅえき)
木の幹(みき)からしみ出してくる、あまい汁(しる)のこと。クヌギやコナラの樹液には、カブトムシ・クワガタ・チョウ・ハチなど、たくさんの虫が集まってくるよ。
夜行性(やこうせい)
昼間は休んでいて、夜になると活発に動き出す生き物の性質のこと。フクロウ・タヌキ・ヤモリ・コウモリなどが代表的。暗やみでもよく見える目や、するどい耳を持っていることが多いよ。
食物連鎖(しょくもつれんさ)
生き物が「食べる・食べられる」でつながっているようすを、鎖(くさり)にたとえた言葉。植物→虫→ヤモリ→……のように、すべての生き物がつながっているよ。
清流(せいりゅう)
よごれの少ない、とてもきれいな川のこと。サワガニ・カワゲラの幼虫・ゲンジボタルなど、きれいな水でしか生きられない生き物がすんでいるよ。だから「どんな生き物がいるか」を調べると、その川の水がきれいかどうかがわかるんだ。こうやって水のきれいさを教えてくれる生き物を「指標生物(しひょうせいぶつ)」というよ。
🔎 あわせて読みたい:キャンプや公園での生き物観察にあると便利な虫めがね・図鑑は、虫好きな子に買ってよかった!観察グッズ・図鑑おすすめ【年齢別】で紹介しています。
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もっと知りたくなったら 📚
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図鑑を一冊リュックに入れておくだけで、いつものキャンプ場が「最高の宝探しの舞台」に早変わり。子どもが見つけた生き物をその場で調べられると、目の輝きがまったく変わりますよ。ルーペとフィールドノートをセットにすれば、雨の日のテントの中だって「小さな研究室」になります。
最後まで読んでくれてありがとうございます!次の「もしも?」「なんで?」でもお会いしましょう🌟








