秋の夜空に、まんまるに光る大きなお月さま。「十五夜(じゅうごや)」や「お月見」という言葉を聞いたことがありますよね。おだんごやすすきをかざって、月をながめる秋の行事です。でも、なんで満月はあんなにまんまるなのでしょう?そして、月に見える”うさぎのもよう”の正体は、いったい何?今日は、そんなお月見と満月のふしぎを、もしまる家といっしょにのぞいてみましょう。
見て見て!お月さま、まんまるだ〜!しかも大きい!なんで今日はこんなにまんまるなの?
今日は十五夜だからね。おだんごかざったの、気づいた?



月にうさぎがいるって言うけど…あの黒いもよう、ほんとにうさぎなのかな?



お、いい疑問だ。まんまるの理由も、うさぎのもようの正体も、ちゃんと科学で説明できるんだ。順番に見ていこうか。
まずクイズ!月の”うさぎのもよう”の正体は?
🌟 もしまるクイズ!
「月に見える、黒っぽい”うさぎのもよう”の正体は?」
A)本物のうさぎがすんでいる
B)大むかし、溶岩(ようがん)が広がって固まった平らな場所
C)月にあいた大きな穴
D)月にかかった黒い雲
本物のうさぎがいたら夢があるなぁ!…でも、月って空気ないんだよね?



うさぎはむずかしそう。あの黒いところ、平らな”場所”がもようになってる気がする。
🤔 どれだと思う?タップで答え合わせ!
答えは……B)大むかし、溶岩が広がって固まった平らな場所! なでなちゃんの「平らな場所がもよう」という予想、正解に近いですね。



やっぱり!本物のうさぎじゃなかったんだ。



そう、その黒っぽい平らな場所を、むかしの人は『月の海』と呼んだんだ。くわしく見ていこう。
① 十五夜・お月見って、なあに?
十五夜(中秋の名月・ちゅうしゅうのめいげつ)は、むかしのこよみ(旧暦・きゅうれき)で秋の真ん中にあたる日の、まんまるに近いお月さまを楽しむ行事です。もともとは中国から伝わった風習で、日本でも大むかしから親しまれてきました。
この日は、月のよく見えるところにおだんごやすすきをかざります。すすきは、秋にとれる稲(いね)の代わりで、「今年もお米がたくさんとれますように」と、しゅうかくに感謝する気持ちがこめられています。十五夜は年によって日がちがい、2026年は9月25日ごろです。
おだんごもすすきも、ちゃんと意味があったのねぇ。しゅうかくの感謝かぁ。
② なんで満月はまんまるに見えるの?


じつは、月は自分では光っていません。太陽の光をあびて、その光をはね返して光って見えています。ボールに横からライトを当てると、当たった側だけが明るくなりますよね。月も同じで、いつも太陽に照らされた半分だけが明るくなっています。
「満月」になるのは、太陽・地球・月がほぼ一直線にならんだとき。このとき、地球から見ると、月の光っている面がまるごと正面に見えるので、まんまるにかがやくのです。逆に、光っている面がななめから見えると、半月や三日月に見えます。(月の形が毎日変わる仕組みは、なんで月の形は毎日変わるの?でくわしく紹介しています。)
月って自分で光ってないんだ!?太陽の光をはね返してるだけなんて!
③ じつは、十五夜=満月とはかぎらない!
ここでおどろきの事実。十五夜は、じつは必ずしも”ぴったりの満月”ではありません。
十五夜はむかしのこよみの「15日目の夜」を指すのですが、月がまんまるになるタイミングと、こよみの15日目は、少しだけずれることがあるのです。だから、十五夜の月が、実は完全な満月の一日前だったり後だったりすることも。「まんまるに近いけれど、ぴったり満月とはかぎらない」——これも、月のおもしろいところなんですね。



十五夜なのに満月じゃないこともあるの!?なんだかふしぎ!



こよみと、実際の月の動きが、少しずれるからなんだ。だから毎年、月を見くらべるのも楽しいぞ。
④ 月の”うさぎのもよう”=月の海


さて、クイズにあった黒っぽいもよう。あれは、大むかし月の表面で溶岩(ようがん)がドロドロと広がって、冷えて固まった、平らな場所です。まわりよりも黒っぽく見えるので、もようのように見えるんです。
むかしの人は、この黒っぽい平らな場所を「月の海(うみ)」と名づけました。もちろん、本物の水の海ではありません。その黒いもようの形が、日本では「もちつきをするうさぎ」に見えると言われてきました。国によっては、カニやライオン、女の人の横顔に見える、というところもあるんですよ。同じ月を見ても、見え方は世界でさまざまなんですね。
国によって見え方がちがうの!?ぼくにはやっぱりうさぎに見えるけどなぁ!



同じ月なのに、カニに見える国もあるなんておもしろい!
⑤ お月見を楽しもう
十五夜の夜は、ぜひ家族で空を見上げてみてください。おだんごをかざらなくても、ベランダやまどから月をながめるだけで、りっぱなお月見です。
じっくり見ると、黒っぽい「月の海」のもようがよく分かります。そうがんきょうや、小さなぼうえんきょうがあれば、月のふちにあるクレーター(いん石がぶつかってできたくぼみ)まで見えて、月がぐっと近くに感じられますよ。今夜の月は、まんまる?それとも少しかけてる?親子でかんさつしてみましょう。
今日はおだんご食べながら、みんなで月を見ようね。
💡 もしまる辞典|今日のことば
🔍 十五夜(じゅうごや)・中秋の名月
むかしのこよみで秋の真ん中にあたる日の、まんまるに近い月を楽しむ行事。おだんごやすすきをかざる。もともとは中国から伝わった。
🔍 満月(まんげつ)
太陽・地球・月がほぼ一直線にならび、月の光っている面がまるごと見えて、まんまるにかがやく状態。月は太陽の光をはね返して光っている。
🔍 月の海(つきのうみ)
月の表面の黒っぽく平らな場所。大むかし、溶岩が広がって固まってできた。本物の水の海ではない。日本ではこのもようが「うさぎ」に見えると言われる。
🔍 クレーター
月の表面にたくさんある、まるいくぼみ。いん石がぶつかってできたあと。ぼうえんきょうで見ることができる。
まとめ|まんまるお月さまの、ひみつ
- 十五夜(中秋の名月)は、秋の真ん中の月を楽しむ行事。すすきやおだんごにはしゅうかくへの感謝がこもっている
- 月は自分では光らず、太陽の光をはね返して光っている
- 満月がまんまるなのは、太陽・地球・月が一直線で、光る面が正面に見えるから
- じつは十五夜=ぴったりの満月とはかぎらない
- 月の”うさぎのもよう”は、大むかし溶岩が固まった「月の海」
今夜、まんまるのお月さまを見つけたら、黒っぽいもようをよーく見てみてください。それは大むかしの溶岩が作った「月の海」。空を見上げれば、なんで星は光るの?など、宇宙のふしぎがまだまだ待っていますよ。
今夜ぜったい月を見る!うさぎのもよう、じっくり観察するんだ!



同じ月でも、知ると見え方が変わるね。ちょっと得した気分。



それが”知る”って楽しさだ。次はどんな空のふしぎを見つけようか。
👉 月の形が変わるしくみは:なんで月の形は毎日変わるの?
👉 夜空をもっと楽しむなら:なんで星は光るの?
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最後まで読んでくれてありがとうございます!次の「もしも?」「なんで?」でもお会いしましょう🌟









