今日、何時に日が沈みましたか? 夏の夕方、外が明るいまま夜7時を過ぎることがありますよね。でも冬は5時前にもう真っ暗……。 不思議に思ったことはないでしょうか?これ、実は地球の「傾き」が引き起こす、ちょっとすごい現象なんです。
今回はもしまるファミリーと一緒に、「夏と冬で昼の長さが変わる理由」をのぞいてみましょう!
🌟 もしまるクイズ!
Q. 日本で一年で一番昼が長い日(夏至)、昼の長さはどれくらいでしょう?
A)約12時間
B)約13時間30分
C)約15時間
D)約17時間
🤔 どれだと思う?タップで答え合わせ!
正解は……C)約15時間!
夜と昼をぜんぶ足すと24時間なので、夜はたった約9時間しかありません。
なんで、こんなにちがうのでしょう?ここから一緒に発見してみましょう!
もしもさ〜!夏って夜になるの遅くない?いつまでも外で遊べてずるい!なんで冬はすぐ暗くなるの!?



そういえば、夏休みに夕方7時でもまだ明るかったよね。冬って5時にはもう真っ暗で……なんで??ちゃんと知りたい!



いいところに気づいたなぁ!実はな、この不思議の答えは”地球が傾いている”というところにあるんだ。地球って、ちょっとだけ斜めに傾いたまま太陽の周りをぐるっと回っているんだよ。
え〜!地球って傾いてるの!?知らなかった〜!なんだかワクワクしてきた♪
夏に昼が長くて冬に短い理由をわかりやすく説明
地球は一年かけて太陽のまわりを1周しています。これを「公転(こうてん)」といいます。 このとき、地球はまっすぐ立って回っているのではなく、約23.4度傾いたまま公転しているのです。
この「傾き」が、夏と冬の昼の長さのちがいをうみ出す大きな原因です。 どういうことか、一歩ずつ見ていきましょう。


夏:北半球が太陽の方向に傾くとき
地球が太陽のまわりを回るうちに、北半球(日本のある側)が太陽の方向へ傾く時期がやってきます。これが「夏」です。
北半球が太陽の方向に傾くと、
- 太陽の光が当たる時間が長くなる → 昼が長くなる
- 光が真上に近い角度で届く → 地面があたたまりやすい → 気温が上がる
これが「夏は昼が長くて暑い」理由です。



これ、めちゃくちゃ面白いんだぞ。光が斜めに当たるよりも、真上から当たるほうが地面は温まりやすいんだ。懐中電灯を思い浮かべてみて。真っすぐ照らすより斜めに照らした方が光が広がって薄くなるでしょ?それと同じだよ!
えーー!!すげぇ!!懐中電灯と同じ仕組みなの!?
冬:北半球が太陽と逆方向に傾くとき
地球が半周すると、今度は北半球が太陽と逆の方向へ傾く時期がやってきます。これが「冬」です。
北半球が太陽と逆方向に傾くと、
- 太陽の光が当たる時間が短くなる → 昼が短くなる
- 光が斜めに届く → 地面があたたまりにくい → 気温が下がる
これが「冬は昼が短くて寒い」理由です。



つまり!地球が傾いてるせいで、太陽の方を向く時間が変わるってこと?それが昼の長さと気温のちがいになるんだね!



そのとおり!なでなちゃん、まとめ方が上手だなぁ。地球がまっすぐ立ったまま回っていたら、一年中ずっと同じ昼の長さで、四季もなかったんだぞ。
え〜!四季がなくなっちゃうの!?春の桜も、夏の海も、秋の紅葉も、冬のクリスマスも……ぜんぶ傾きのおかげなんだ!すごーい!


夏至と冬至の違いって何?地球の傾きのひみつ
昼の長さがいちばん長い日と短い日には、特別な名前がついています。
| 季節 | 日付 | 昼の長さ(東京付近) |
|---|---|---|
| 夏至(げし) | 6月21日ごろ | 約15時間 |
| 冬至(とうじ) | 12月22日ごろ | 約9時間 |
| 春分・秋分 | 3月・9月ごろ | 約12時間(昼夜ほぼ同じ) |


夏至と冬至では、昼の長さに約6時間もの差があります。 夏至の日は、夜が約9時間しかないということでもあります。
6時間もちがうの!?それって夏のほうが冬より6時間も外で遊べるってこと!?やったー!!



……それだけ気になるんだね。まあ、外が明るいのは嬉しいけど。
ちなみに、夏至が「一番暑い日」ではないのも面白いところです。 昼が一番長い夏至(6月下旬)よりも、7月〜8月のほうが暑くなります。これは、地面や海が温まるのに少し時間がかかるから。ちょうど、フライパンを火にかけてもすぐには熱くならないのと同じイメージです。



科学ってな、”わからない”から面白いんだ。じゃあ、もうひとつ面白い話をしようか。地球上には、夏になると太陽がまったく沈まない場所があるんだぞ!
え!?太陽が沈まない!?それってどういうこと!?
白夜ってなに?太陽が沈まない場所があるって本当?


地球の北の端・北極圏(ほっきょくけん)という場所があります。 ここでは夏になると、一日中太陽が沈まない日が続くのです。これを「白夜(びゃくや)」といいます。
北極圏では、夏至のころに太陽が沈まず、空が明るいまま夜を迎えます。 反対に冬になると、一日中太陽が昇らない「極夜(きょくや)」が続きます。



ずっと昼!?夜がないってことは……眠れるの?



そうなんだよ。白夜の時期には、夜中でも窓の外が明るくてなかなか眠れないって言う人も多いんだ。カーテンをぴったり閉めたり、アイマスクをしたりして工夫するんだよ。
なんか……想像しただけでソワソワするね(笑)。でもすごい体験ができそうだな〜!
なぜ白夜が起きるのかというと、地球の傾きが大きく関係しています。 夏に北半球が太陽の方向へ傾くとき、北極圏ではどの向きに地球が自転しても、太陽の光が当たり続けてしまうのです。地球儀を少し傾けて懐中電灯で照らすイメージをすると分かりやすいですよ。
赤道に近い場所はどうなの?
一方、地球のちょうど真ん中・赤道(せきどう)に近い場所(インドネシアやシンガポールなど)では、一年中ほぼ昼と夜の長さが同じです。 これは、傾きの影響を受けにくい位置にあるためです。 そのため赤道付近は一年中暑く、四季があまりはっきりしていません。
じゃあ日本は?日本はちょうど真ん中へんにあるから、ちょうどいい感じになるの?



いいところに気づいたなぁ!日本は中緯度(ちゅういど)にあるから、夏と冬でけっこう昼の長さが変わる。それが四季のめりはりを生んでいるんだ。白夜のある北欧と、夏でも冬でも変わらない赤道のちょうど中間、って感じだね。
春分・秋分って何?昼と夜が同じになる日
夏至と冬至の間にある、春分(3月21日ごろ)と秋分(9月23日ごろ)は、昼と夜の長さがほぼ同じになる特別な日です。
春分・秋分のとき、地球の傾きが太陽に対してちょうど真横になります。そのため北半球も南半球も同じくらい太陽の光を受けることになり、世界のほぼすべての場所で昼と夜が約12時間ずつになります。
太陽が真東から昇って真西に沈むのも、春分・秋分ならではの特徴です。他の日には太陽が少し北側や南側から昇りますが、この2日だけは真東から真西へとまっすぐ動きます。
日本では春分と秋分は「国民の祝日」にもなっています。春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日、秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」日として定められています。お彼岸(ひがん)の時期もちょうど春分・秋分に合わせてあり、昔から人々が太陽の動きを生活の基準にしていたことがわかります。
春分と秋分の日は太陽が真東から昇るんだ!次の春分の日、方位磁針持って外に出てみたい!
お彼岸が春分と秋分に合わせてあるって知らなかった!昔の人って自然と暮らしを上手に結びつけてたんだね。



夏至・冬至・春分・秋分、地球の傾きが4つの節目を作ってるんだ。ぜんぶつながってる。
まとめ:地球が23.4度傾いているから、四季が生まれる
今日のポイントをまとめましょう。
- 地球は約23.4度傾いたまま太陽のまわりを公転している
- 北半球が太陽の方向へ傾く→夏:昼が長く気温が上がる
- 北半球が太陽と反対方向へ傾く→冬:昼が短く気温が下がる
- 一年で最も昼が長い日が夏至(6月21日ごろ)、最も短い日が冬至(12月22日ごろ)
- 北極圏では夏に白夜、冬に極夜が起きる
- 赤道付近では昼と夜の長さがほぼ一年中同じ



地球のたった23.4度の傾きが、桜の季節も、夏の虫の声も、雪遊びも、ぜんぶ生み出しているんだ。小さな傾きが、大きな奇跡を作っているって、面白いと思わない?
これ絶対おもしろいやつじゃん!今度夕日見るとき、地球が傾いてるんだな〜って思いながら見るわ!



なんか……夕日がいつもと違って見えてくる気がする。なんか不思議〜!
子どもってほんと好きよねぇ、こういうこと。でも確かに、今日から夕焼けの見方が変わりそうだな♪
💡 もしまる辞典
公転(こうてん)
地球が太陽のまわりを一周することです。一周するのにちょうど1年かかります。地球は太陽から約1億5,000万kmはなれた大きな楕円を描いてぐるっと回っています。太陽の周りをまっすぐ立って回るのではなく、約23.4度傾いたまま公転しているのがポイントです。
夏至(げし)
一年の中で「昼がいちばん長い日」のことです。毎年6月21日ごろにやってきます。日本では昼が約15時間になります。ただし夏至の翌日から昼が短くなり始めます。また夏至が「一番暑い日」ではなく、地面や海が温まるのに時間がかかるため最も暑いのは7〜8月になります。
冬至(とうじ)
一年の中で「昼がいちばん短い日」のことです。毎年12月22日ごろにやってきます。日本では昼が約9時間になります。冬至にはかぼちゃを食べたりゆず湯に入る風習があり、この日を境に昼が少しずつ長くなっていきます。
春分(しゅんぶん)・秋分(しゅうぶん)
昼と夜の長さがほぼ同じになる日のこと。春分は3月21日ごろ、秋分は9月23日ごろ。太陽が真東から昇って真西に沈む日でもあります。日本では国民の祝日になっており、お彼岸(ひがん)の中日でもあります。
白夜(びゃくや)
真夜中でも太陽が沈まず、空が明るいまま続く現象です。北極圏(フィンランド・ノルウェー・アイスランドなど)の夏に起きます。地球の傾きが大きく、北極圏では夏に太陽が1日中地平線から沈まなくなります。
極夜(きょくや)
真昼でも太陽が昇らず、ずっと暗いまま続く現象です。北極圏の冬に起きます。白夜と極夜は、地球の傾きとセットで生まれるペアの現象です。北極圏に住む人々は冬の間ずっと暗い中で生活することになり、日照不足でビタミンDが不足しやすい課題があります。
中緯度(ちゅういど)
赤道(緯度0度)と北極・南極(緯度90度)のあいだ、緯度30〜60度あたりの地域のことです。日本はだいたい緯度35〜45度にあり、四季がはっきりしています。中緯度の地域では夏と冬の昼の長さが大きく違い、四季の変化を感じやすい環境です。
もっと知りたくなったら
地球や宇宙のふしぎにハマってしまったお子さんには、ぜひ手元に1冊「宇宙・地球図鑑」を置いてあげてください。 「なんで夏は暑いの?」という会話が、気づいたらダイナミックな地球の仕組みへの探求にグングン広がっていく——そんな読書体験が待っています。週末のリビングで、親子でパラパラめくるだけで、お子さんの目がキラキラ輝くはずですよ。
また、おうちで星空や太陽系を楽しめる家庭用プラネタリウムもおすすめです。天井いっぱいに広がる星空を見ながら、「地球の傾き」や「季節」の話を親子で楽しめますよ。
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