なんで植物は太陽に向かってのびるの?植物のひみつを親子で解説

なんで植物は太陽に向かってのびるの?植物のひみつ のアイキャッチイラスト(もしまる家)

まどべに置いた植木ばちを見ると、葉っぱがぜんぶ、まどの外の光のほうへ向いていた……そんな経験はありませんか?ヒマワリが太陽を追いかける、という話も有名ですよね。植物には目もなければ、歩くための足もありません。それなのに、どうして光のある方向がわかって、そちらへのびていくのでしょう?今日は、そんな植物と光のふしぎを、もしまる家といっしょにのぞいてみましょう。


もしまる君

ねえパパ!まどのお花、ぜんぶこっち向いてる!なんで光のほうにのびるの?

ぽかママ

ほんとだ、みんなおひさまのほうを見てるみたいね

なでなちゃん

植物って目がないよね?なのに、どうして光の方向がわかるんだろう…ふしぎ。

ワクパパ

いい疑問だな、二人とも。植物が光を追いかけるのには、生きるための大事な理由があるんだ。


目次

まずクイズ!植物が光のほうへのびるのは、なぜ?

🌟 もしまるクイズ!

「ヒマワリなどの植物が、光のほうへのびるのは、なぜ?」

A)光のほうがあたたかくて、気持ちいいから
B)光をたくさんあびて、自分の栄養(ごはん)を作るため
C)光をながめるのが好きだから
D)風で光のほうへおされているから

もしまる君

植物って、日なたにあると元気だよね。光ってなんか、パワーをくれるのかも!

なでなちゃん

たしかに、暗いところに置くとかれちゃう。光は植物にとって、すごく大事な何かなんだと思う。

🤔 どれだと思う?タップで答え合わせ!

答えは……B)光をたくさんあびて、自分の栄養(ごはん)を作るため! もしまる君の「光がパワーをくれる」というひらめき、いいところをついていましたね。

もしまる君

やっぱり!光が植物のごはんだったんだ!だから追いかけるんだね!

ワクパパ

そう、植物は光を”食べて”生きているようなもの。くわしく見ていこう。


① 植物は、光で自分のごはんを作る

わたしたち人間は、ごはんを食べて元気になります。でも植物は、口もなければ、ごはんも食べません。そのかわり、植物は太陽の光を使って、自分で栄養(ごはん)を作り出すことができます。この、光を使ってごはんを作るはたらきを光合成(こうごうせい)といいます。

光合成をするのは、おもに葉っぱ。葉っぱが光をあびればあびるほど、栄養をたくさん作れて、元気に育ちます。だから植物にとって、光は生きるためにぜったい必要なもの。「少しでも多く光をあびたい!」——その気持ちが、光のほうへのびていく理由なんです。

なでなちゃん

光でごはんを作るから、光がいっぱいほしいんだ。だから光を追いかけるんだね!


② どうやって光の方向がわかるの?

光のほうへ曲がるしくみを示す図解

目もないのに、どうやって光のほうへ曲がるのでしょう。ひみつは、植物の体の中にある「せのびの薬」のようなもの。むずかしい言葉では植物ホルモンといいます。

この「せのびの薬」は、光が当たっている側ではなく、光が当たらない、かげの側にたくさん集まるという性質があります。すると、かげの側の細胞(さいぼう)だけがぐんぐんのびて、光の側はあまりのびません。かた側だけがのびると、植物の体はどうなるでしょう?——そう、のびた側からおされて、自然と光のほうへ曲がっていくのです。かた足だけ大またで歩くと、体が曲がっていくのと同じですね。

もしまる君

かげ側だけのびて、光のほうへおじぎするみたいに曲がるんだ!植物ってかしこい!

ワクパパ

頭で考えているわけじゃない。でも体の仕組みで、ちゃんと光をつかまえにいくんだ。すごいだろう?


③ ヒマワリの花は「東」を向く?

「ヒマワリは太陽を追いかける」とよく言われます。これは本当で、ヒマワリのつぼみや若い時期は、朝は東、夕方は西と、一日かけて太陽のほうへ顔を動かします。

ところが、大きく育って花がさくころには、多くのヒマワリが東を向いて止まることが知られています。朝いちばんに東からの光をあびて花をあたため、虫を呼びやすくするため、と考えられています。「ずっと太陽を追いかけている」と思われがちなヒマワリにも、じつは意外な一面があるんですね。

ぽかママ

さいたヒマワリは東を向いて止まるの!?知らなかった〜!今度たしかめてみる!


④ 根っこは、光と反対の「下」へのびる

くきは光へ・根は下へを示す図解

葉やくきは光のほうへのびますが、土の中の根っこはどうでしょう。じつは根は、光とは反対に、暗い土の下へ下へとのびていきます。

これは、根っこの大事な仕事が「水や栄養を土から吸うこと」と「体をしっかりささえること」だから。土の深くへのびれば、水を吸いやすく、風がふいてもたおれません。同じ植物でも、上のくきは光をめざし、下の根は重力にしたがって地面をめざす。役わりによって、のびる方向をちゃんと変えているのです。

なでなちゃん

上と下で、のびる方向が反対なんだ!植物の体って、よくできてるなぁ。


💡 もしまる辞典|今日のことば

🔍 光合成(こうごうせい)
植物が、太陽の光を使って、自分の栄養(ごはん)を作るはたらき。おもに葉っぱで行う。だから植物は光をほしがる。

🔍 向日性(こうじつせい)
植物が、光のほうへ向かってのびる性質。「向日(こうじつ)」は「日に向かう」という意味。

🔍 植物ホルモン
植物の体の中で、のび方などを決める”薬”のようなもの。光の当たらないかげ側に集まって、植物を光のほうへ曲げる。

🔍 根(ね)
土の中にのびる部分。水や栄養を吸い、体をささえる。光とは反対に、下へのびる。


まとめ|植物は、光をつかまえる名人

  • 植物は光を使って自分のごはんを作る(光合成)ので、光をたくさんほしがる
  • 光の当たらないかげ側がよくのびて、体が光のほうへ曲がる(植物ホルモンのはたらき)
  • ヒマワリは若い時は太陽を追うが、さくと東を向いて止まるものが多い
  • 根っこは光と反対に、水と栄養をもとめて下へのびる

まどべの植木ばちが光のほうを向いていたら、ときどき鉢を回してあげてください。植物がまた光を追って、ゆっくり向きを変えるようすが観察できます。目も足もないのに、けんめいに光をつかまえにいく植物。その姿は、もしも植物がなくなったら?やなんで花はきれいな色をしているの?でも紹介しています。

もしまる君

まどのお花、毎日どっち向いてるか観察する!鉢も回してみる!

なでなちゃん

動けない植物が、こんなに一生けんめい光を追ってるなんて。ちょっと感動しちゃった。

ワクパパ

それが”知る”って楽しさだ。静かな植物にも、ドラマがあるんだな。

👉 同じ植物のふしぎ:なんでどんぐりは秋にたくさん落ちるの?
👉 光のふしぎをもっと:なんで空は青いの?


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最後まで読んでくれてありがとうございます!次の「もしも?」「なんで?」でもお会いしましょう🌟

X

Xでも、もしまる

生き物や科学のちいさな「なんで?」を、毎日ひとつぶやいています。親子の会話のネタ探しに、よかったらのぞいてみてください。

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この記事を書いた人

もしまる家のパパ。ふだんは科学にたずさわる仕事をしている、2児の父です。毎週末、子どもたちと公園や野山で生き物探し。趣味はテニス。難しい科学を“勉強”じゃなく“冒険”として、親子で楽しむコツを発信しています。子どもの「もしも?」「なんで?」が大好物です。

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